イベント中止の畏まった文章ももう見飽きたこの頃、ですね。すぐ終わるだろうとすぐまた日常を過ごせるだろうと思っていたのはいつのことか、日常と非日常も入れ替わりそうな、なんだかそんなよのなか、毎週のように顔を合わせていたひとたちがどうしているのかもぼんやりする月日、わたしの心情の文章。

 

 


イベント延期中止どうこうというのが本格的になり始めたちょうどそのタイミングで関東から実家のド田舎に帰ることになり、関東にいた数年(とくに2018年2019年は)ほんとうに狂ったようにイベントにライブに足を運んでいたワケで、実家に帰りたくないというのはまったくそれだけが理由であったと言っても過言ではないほどでしたほんとうにほんとうにそうですほんとに。

ので……正直なところ、もう、それはもう安心した、不謹慎で失礼でどうしようもなさの極まるところではあるけれど、安心した、イベントが開催されないならどうせ関東にいたところで同じことなのだし、いつまで続くかわからないけれど少しの間でもその心の負担が軽減されることに、安心しました、今も、きっと同じように狂っていた人たちに比べれば随分落ちついたこころで中止の案内を見ていられる、どこかでまだ自分のこころが守られることに安心しながら。

 

また再開されたら、きっとツイッターを見れなくなるくらいにはなるだろうなという気持ちで、羨ましくてくるしくてたまらなくなるのは想像にかたくない、楽しそうでよかった再開できてよかったと心から思っていられるほどにできたにんげんでは、ありません。

足を運ぶお金や時間がないワケではなくとも、感染症の蔓延していない地域に自ら持ち込むリスクなんて背負えない、地域のことはともかく身体の悪い両親のことを考えずにはいられない、そのくらいの理性や人間らしさはわたしにだって。

 

とはいえそんな心配もいまだ無意味に思えるくらいの、落ち着かない世界ではありますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ただ、でも、やっぱり、月日が経つほどに、少しずつ気づく、見て見ぬフリをするには大きくなりすぎる、この満たされなさ。なくたって生きてゆけるなとおもっていた、結局のところ人間の感情なんてそんなものだとおもっていた、でも、なんでか足りない、ずっと物足りない、埋まらない、満ちない、なにかを渇望してやまないこの心臓。

 

歌がうまいひとってたくさんいる、オンラインライブもいろいろ見た、隙間を埋めてくれるおもしろいひとがたくさんいるおもしろいコンテンツがたくさんある、どんな暗い世の中でも希望を与えてくれる光がちゃんとある、でもでもでも、でもなのだ、なにを差し置いたって、タラチオさんのライブに適うものなんかどこにも見当たらないこと、替えがきかないこと、日を増すごとに気づいてしまう、それをことばにしたらずるずる、苦しい気がしてできなかったけれど。

 


べつになにもかも世界一だなんて思っていないけど、オタクとしてファンとしてそんな盲目な思い上がりはないけれど、世界一の数字なんかなくていい、世界を変える力なんかなくていい、わたしはそこに最高の夜があることをよくよく知っていてよくよく憶えているからそれでいい。

 

信じているんだよ、またああいう夜を愛し合えること、わたしたちが愛おしく思うよりももしかしたらずっと、愛おしく思っていたでしょう、同じ空気を同じ温度を同じ時間を同じ夜を。

こころのちょうど真ん中に、そこでじゃなきゃ満たされない渇きがあるハズだって、わかる、わかる、わかるわかるわかるよ、痛いくらいに満ちたい、また

 

 

 

 

 

 

 


さておきそれからひとつ、勘違いするべきでないことは、あのね、変わりませんよ、現場がなくたって生放送や動画がなくたって、ずっと好きでいられるほどの感情を与えてもらってきた、たった半年1年そこらで消化しきれる量じゃない愛があります、そこに飢えたりはしていないということ。

あの時間を望む渇きはどうしようもない衝動で、だからどうしてほしいとか、だから他になにか与えてほしいとか、そういうハナシでは全くない、それはまた別のことです、別の感情で、綯い交ぜにしてはいけない。

 

なんていうかほんとうにさ、タラチオさんの絵描いてるときってほんとうに、ほんとにめちゃくちゃたのしくて、ずっとドキドキするんだな、完成させたくてたまらないきもちで画面に向き合っていない時間すらも過ごせる、ほんとに、それだけでわたしのきもちは十二分に。

ぜんぜん関係ないことのようだけどそうではない、絵を描くという行為は……わたしにとっては、それもまた衝動で感情の行為、絵を描かなくなったから薄れたというワケもないのがややこしいですがまあ、だれにも伝わらなくともこのドキドキトキメキ興奮はいつだってホンモノです。

 

好きな人間のこと全てをもちろん、そして自分のなかの好きなきもちと、わたしにとってはこの世でいちばん大事にすべきことで、どういう風でも好きというのは愛というのはやさしくあたたかくまるいままに保っておきたいだけです大切にしたいだけです、それさえあれば生きてゆけるような、そのくらい。

 

 


なんにしたって、どんな世の中でもそれでもなるべく全人類だれにとっても、そのときの最大限にあたたかい世界であればよいとおもいます。世界平和、短冊に書くねがいごと。

 


話が飛んで跳ねてあっちこっちなのは何日にも分けて書く悪いクセのせいですいつものことですが矛盾も愛していてくださいラブアンドピースne